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『 it furniture 』について

 私たち『it furniture』は、高知県佐川町にあるとても小さな家具工房です。日本有数の家具産地である飛騨高山で培った伝統的な木工技術をベースに、素材は、高い耐久性を持ち、使い込むほどに味わい深くなる無垢材を使い、次の世代まで受け継いでいける家具をひとつひとつ丁寧に製作しています。

 家具は、日々の生活に最も近く、生活の質を左右するものです。とても疲れて帰ってきたらソファに体を預けてリラックスする。大きなダイニングテーブルでは、家族の笑い声が響き、椅子はゆったりと体にフィットして自然に座っている。しかし、人によりライフスタイルは様々ですし、もちろん体型も様々です。私たちは、お客様に寄り添い、細かなご要望に合わせ、一緒に家具を創り上げていきたいと思います。

 日々の生活を豊かにするために、あなたが探しているまだ漠然としているもの『it』。ベットの脇に素敵なチェストが欲しい。ちょっとした棚があればキレイに整頓ができるのに…。そんなことを『That's it!!(それだ!!)』と家具作りでお手伝いしたい。そんな想いを込めて『it furniture』と名付けました。どんな小さなことでも私たちにぜひご相談ください。

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品質へのこだわり

無垢材とは、天然素材であり、同じ種類の木でもそれぞれに個性があります。それは、木目や杢など美しさとして現れると同時に反りなどの欠点にもなり得ます。職人は、木のもつ個性を知り、適切な木工技術により天然木の魅力を最大限に惹き出すことを使命としています。

さらに『it furniture』の家具は、亜麻仁油などの天然植物油によるオイルフィニッシュを行なっており『安心安全』です。この塗装方法の最大の特徴は、木の呼吸を妨げず、塗膜を作らないことから天然木が持つ本来の手触りを活かすことができます。この魅力を最大限に惹き出した「うっとり」するような手触りをぜひご堪能ください。

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受け継がれる家具

大量生産で作られた家具は、どこか妥協している点があるかもしれません。そのため、飽きて捨てられてしまうものもあるでしょう。木は、木材となるまでにとても長い時間を必要とします。そんな木材を無駄にしてしまう消費モデルはとても悲しくなります。私たちは、細かなニーズにあった確かなものを必要なだけつくり、お客様に末永く使って頂けるようサポートしていきます。

日々の生活で必要な家具を必要なだけ、大切にされた家具はまた次の世代へ。シンプルでとても美しい暮らしだと思います。

無垢材という素材は、削り直して生まれ変わることができますし、新たなものに加工して受け継いでいくこともできます。例えば、お子様が結婚して大きなテーブルが必要なくなったとき、そのテーブルの一部をお孫さんの勉強机にする…。木に家族の歴史が刻まれていく。そのような家具との付き合い方を理想とし、私たち『it furniture』は、木材をただのマテリアルとして捉え、消費するのではなく、自然が生み出した資源として有効に活用していきたいと思っています。

経歴

浅見 英助 / Eisuke Asami

代表/家具職人

1983年 埼玉県生まれ
2011年 システムエンジニア退職
2012年 品川職業訓練校 木工技術科 卒業
    (現 城南職業能力開発センター)
2012年 飛騨高山にて木工修行
     有限会社 雉子舎入社
     主に特注家具の製造/設計など
2018年 it furniture 設立